【英語翻訳することも頭に入れておきたい】海外転職未経験者が使える志望動機の作り方

目次

・まずはじめに

・志望動機を作成する時のおおまかなポイント(日本・海外問わず)

・志望動機や面接時の質問に答える際に、どういう軸で話したら(書いたら)いいのかのポイント

・志望動機(プラスαの海外転職ver)

・海外転職前の志望動機例

・どこが良くないのかを指摘もらいましょう!

・完成した志望動機がこちら!

・まとめ

まずはじめに

志望動機を作成する際に、海外転職未経験の場合はどうやって書いたらいいのだろう、日本国内での転職と海外転職は事情が異なるのだろうか?当初そういったモヤモヤっとした感覚があるかたが大半かと思います。

海外転職未経験の方が志望動機を作成する上でポイントがいくつかあるので、海外転職面接の際に作った事例を挙げながらこうしたほうがより良い志望動機になる!というノウハウをご紹介致します。

また志望動機というのは、ほとんどの面接で聞かれると思うので海外転職未経験の方は、よりじっくりと深堀りしたほうがいいですし、各エージェントと話すと指摘される部分は異なってくるので志望動機がぶれる可能性があります。

ですので、その根本的な考え方を伝授させて頂き、よりスムーズに書類審査や面接が進むようになって頂けると幸いです。

なるほど!と理解して頂けるように書きますので、どうぞ最後までご覧ください。

志望動機を作成する時のおおまかなポイント(日本・海外問わず)

・ネガティブな前職の退職理由は絶対に書かない

参考)

NG:

・給料が低かった。
・最初からそんなに頑張る気はなかった。
・企業の魅力がなかった。
・前職での人間関係があまりうまくいかなかった。

【お伝えしたいこと】

見て頂ければ理解して頂けるかと思いますが、すべて他責(他人のせい)の理由が転職理由になっているパターンは基本NGです。

・スキルや経験をリスト化し、海外転職先の求人内容に紐づけて整理する

NG:

・前職は営業職で、今回は未経験エンジニアの求人だった場合。前職で培ったスキルはコミュニケーションスキルです。だとリンクしない

【お伝えしたいこと】

あまりに今自分自身が持っているスキルが、海外転職先で必要とされているスキルと異なるとそれは他社のほうが活躍できるのではないですか?ウチではそういうスキルは特に使いませんよ。と面接官の人が思ってしまう可能性がありますよね。

・海外転職先の会社のミッションやビジョンというものとリンクできているかどうか

求人内容や、各海外転職先のホームページから企業理念、ビジョン、ミッション等を理解し、それらと自分自身のビジョンやミッション等をリンクさせた文章を考える

・入社への意欲や熱意を伝えることができているか

しっかりと逆質問の時間の時に、熱意や意欲が表れた質問ができるかどうか

NG例

・御社は残業ありますか?

・休みはしっかりありますか?

・福利厚生はしっかりしていますか?

【お伝えしたいこと】

面接が終わった段階で逆質問の時間が必ずありますが、その際に給与面や福利厚生面を重視した質問をすると柔軟性がないようなイメージがついてしまうのでどちらかというと会社に入る前提で今後課題となってくる事業や課題とされていることを聞いたり、将来のビジョンやミッションに関してもっと掘り下げた質問のほうがベターです。

志望動機や面接時の質問に答える際に、どういう軸で話したら(書いたら)いいのかのポイント

・どのような業務をしていたのか

前職の内容を面接官はほとんど初めて聞くので、初めて聞く人でも分かりやすい内容で伝える

【お伝えしたいこと】

前職での経験を伝える際に専門用語だけ話しても内容は当然伝わらないと思ったほうがいいです。もし専門用語を使うのであれば、その専門用語の解説も同時にしっかりしていきましょう。

・前職ではどういったスキルや知見を得たのか

海外転職先でも使える知識やスキルを伝える

【お伝えしたいこと】

転職先では使わないあるいは求められていないであろうスキルを得たところで、それ関係ないじゃんってなりますよね。ですのでこれは伝え方の問題で、しっかりと関連しているように伝えることが大切です。

・業務の中で意識していたこと

ビジネスをする上で自分自身が重視、注視している部分を伝える

【お伝えしたいこと】

何事も基礎的な事というのは大切になってくるので例えば

・挨拶を明るく元気にしてた!

・ホウレンソウをしっかりしていた!

・期限は必ず守るように行動していた!

・常にwhyやwhatなど5W1Hを意識していた!

・チームワークを重んじて、その中での自分の役割を認識し行動していた!

など、当たり前だけどその中で自分がこういうことできるんだ!というアピールする場面でもありますので、ここは多めに言ってもいいと思います。

・今までで一番力を入れたこと

なぜ力を入れることが出来たのか。力をいれた事柄自体の説明というよりかは、なぜの部分が重要

今まで一番力を入れたことは、前職でのミャンマー人材事業部立ち上げの時です。新規事業立ち上げというのは、とても大変で失敗するリスクも当然ありますがそれでもやはり新規事業を作っていくという過程を苦しいながらも楽しめたり、また完成させていく楽しさを仕事を通じて経験することができました。特に外国人材は、日本の企業からしてもとても魅力的でものすごくニーズもあったので、しっかりと企業の売り上げに貢献したり役に立ててるということも力を入れれた要因の一つです。

【お伝えしたいこと】

なぜそれができたのか?ということが、面接官が聞きたい事。つまり本人が持っている力が海外転職先でも適応できるのか。必要なのか。といったジャッジをする上で重要な項目になります。

・長所

大事なのは、しっかりとそのストーリーまで話すことが出来る事

私の長所はポジティブンなところと、チームワークを重視して行動できることです。みんなが目標達成に対して諦めかけていたことでもどうやってできるかを一緒に考え最後までできるイメージを持ち続ける事ができます。またメンバー同士であまりうまく連携が取れてないと聞いた時は、すぐにミーティングを開きすぐに問題解決するように努めていました。

【お伝えしたいこと】

それがちゃんと長所ですねということを面接官が認識できるかどうか。自分自身では長所と思っていたことでも、ストーリーを含めて話してみると長所なのか?と分からなくなる場合もあるため、しっかりとストーリーまで作っておく必要がある。

・短所

今は欠点や短所だと思っていることを、どうやったら改善できて伸ばしていけるかということまで考えておく

私の短所は、仕事に熱心になりすぎてしまうことです。夜遅くまで働きすぎて体調を壊したりしたこともあり、次の日に仕事を休んでしまったこともありました。そこで得た経験を生かし、もっと計画性を綿密に立て、そういったあるタイミングで頑張りすぎずに自分をコントロールできるように今後していきます。

【お伝えしたいこと】

ただの短所はこれです。だと間違いなくマイナスポイントにしかなりません。短所は〇〇だと思っていて、今後〇〇といった解決策でしっかりと改善していこうと思っています。

志望動機(プラスαの海外転職ver)

・なぜ海外転職をしたいのかを明確に表記する。

参考)

OK:

・以前から海外転職することに興味を持っていたから

・今後の世の中を考えたときに、海外転職することは自分自身にとって価値があると思ったから

NG:

・海外が好きだから(動機が弱いのと、仕事じゃなくて遊び感覚や旅行感覚で来てるのではないかと思われる)

・友達が海外にいるから(自分自身の意思が弱く見えてしまう)

【お伝えしたいこと】

それぞれ海外転職をしたい理由はあるかと思いますが、ここに関しては皆さんそれぞれの想いがあるかと思うので先程の参考例に沿って考えて頂けたら良いかと思います。

・将来的にずっと海外で活躍していきたいということを表記する。

参考)

OK:

・グローバル人材として様々な言語を習得し、文化を理解し、世界中どこに行っても活躍できる人材になりたい

・日本と海外の架け橋になって、日本含め自分自身が携わる国々を盛り上げていきたい

NG:

・数年経ったらまた日本に帰り、海外で得た知見を活かしていきたい(日本に帰る前提で働いて欲しくはない)

・まずは2年~3年働いて、そのあとはまた考えたい(数年しかいるつもりのない人材を採用しようとは、企業は思わない)

【お伝えしたいこと】

現地の方々は、本当にその国で生活していけるのか、やっていけるのかという心配を少なからずしています。やっぱりイメージと違ったからすぐに日本に帰りたい、つまらないから日本に帰りたいという海外転職者の方々も沢山いらっしゃるということを聞いたことがあります。ですので、同じスタンスの方を採用したくはありませんからしっかり吟味するためにも海外転職理由というのは企業側にとってもすごく大切です。ですので、なぜ海外で仕事をしたいのかということを聞かれた際に、「海外でずっと働きたい」という方向性で書くとポイントが上がります。"

海外転職前の志望動機

私は、28歳くらいまで全く海外には興味がありませんでした。というのも、外資系の企業と何か一緒にビジネスをすることや、日本人以外の外国の方とビジネスをする経験が無く興味がわきませんでした。

しかし、前職でミャンマーとのビジネスを始めて、海外の方と関わることで私の意識は一気に変わりました。とにかく日本のマーケットの中だけでビジネスをしているということがとてももったいなく感じてしまったのです。

日本も196か国あるうちの一つの国にすぎない。グローバルな世界で働くことで自分のキャリアや仕事の幅を飛躍させられると信じ、海外就職を考え始めました。

主に私はセールスメインで活動してまいりましたが、職種問わずやりたいことは臆せずにどんどんと経験を積み成長していき、将来は起業してグローバル企業を作って世界に通ずるサービスやプロダクトを提供していきたいと考えています。

今後の人生は、海外で活躍し続けて行ける人材として生きていきたいと決意しています。

どこが良くないのかを指摘もらいましょう!

・志望動機はみてもらう数が多ければ多いほど、精度があがりいいものが出来上がる

例えば今回の場合だと、まず「28歳くらいまで全く海外には興味がありませんでした」は必要なし。前々から興味ありましたor書かなくてOK

・起業したいです。は、会社によってはNGなケースもあるので要注意

インドの会社も日本と同様で、できるだけ長く働いて欲しい気持ちはあるため、起業したいことを全面に出してしまうと印象が悪くなるケースがあります。ですので、どちらかと言えばインドにできるだけ長くいて色々挑戦していきたいです!という志望動機にしたほうがいいです。

完成した志望動機がこちら!

元々海外に興味があり、前職でミャンマーに関わるビジネスを始たことで更に海外で働きたいという意欲が増しました。とにかく日本のマーケットの中だけでビジネスをしているということがとてももったいなく感じてしまったのです。グローバルな世界で働くことで自分のキャリアや仕事の幅を飛躍させられると信じ、海外転職を考え始めました。

主に私はセールスメインで活動してまいりましたが、職種問わずやりたいことは臆せずにどんどんと経験を積み成長していき、将来は起業してグローバル企業を作って世界に通ずるサービスやプロダクトを提供していきたいと考えています。今後の人生は、海外で活躍し続けて行ける人材として活躍していきたいと決意しています。

まとめ

・日本人は結構控えめな性格の方が多い傾向があり、自己主張が他国の方々よりも弱いと感じます。ですので、ちょっとオーバーなくらいで自己主張して普通だなっていう感覚ですのでやりたいこととか将来の夢や目標といったものを恥ずかしがらずにしっかりと書きましょう。

・志望動機をあいまいにしてしまうと、面接時により深く突っ込まれたときに応えれなかったり熱意が伝わらないということも頻繁にあります。最初に考える志望動機というのは面接時の軸ともなりますのでここは真剣にいくつかの案を出してもいいので色んな方に見てもらったりしながら完成させていきましょう!

・海外転職先の面接官の方々がどう思うかというのを気にしながら面接したり、志望動機を考える必要性はないと思いますが、どういうことを求められているのか(海外で働くこともそうですし、各企業ごとの欲しい人物像など)は、念頭に置いて色々考えたり、行動してみるのはいいかなと思います。実際能力重視の企業もありましたし、能力よりかはコミュニケーションとか対人能力というような何かのスペシャリストではなくても人間性重視の企業もありました。ですが、基本的に求人内容や会社ホームページ等を参考に自分自身がどういう活躍ができるか(〇〇といった活躍ができます!)ということをはっきり伝えた結果、内定を頂けるレベルになりますので、とにかく挑戦し続けましょう!

【次へのステップ】

海外転職未経験者でも内定が取れる英語勉強